「天現寺ウォーズ」読みました
休日に家族で公園へ、ちーたとくま父が遊んでいる間、パンダ母はテントで本を読んでおりました。中学受験小説三部作(ってかってにパンダ母が呼んでいますが)の「天現寺ウォーズ」です。
以前読みました他の2冊はこちら。中学受験小説はどの本も引き込まれ短時間であっという間に読み終わります。
こちらの本は小学受験の天現寺ウォーズと中学受験を描いた御三家ウォーズの2つの物語で構成されています。”天現寺”というのは慶應義塾幼稚舎のことみたいです。天現寺というお寺がある交差点のそばにあるようで、地図見たら本当にそこにありました。どこまでがフィクションでどこまでがリアルなんでしょうね。本を書くための材料もしっかり集められたのではないかと想像すると、パンダ母にはこれ物語としては小説かもしれませんがリアルもこの本の中に散りばめられているのではないかと思えるくらいリアルだなぁという印象です。
パンダ母のかつての職場にも幼稚舎出身の方がいらっしゃいました。ご自宅も千代田区〇番町、お家柄もとても良い方で、頭が切れて仕事もできて、思考は広く深くスピード感もあり、とにかくできる人、それでいて誰にでもやさしくフレンドリー、小説に出てくる”人懐っこさ”というキーワードもその方を思い出すと人物像がリアルにおもえてくるのです。
”御三家”はパンダ母には遠い世界の話に思えるからでしょうか、中学受験の「御三家ウォーズ」もさらりと読めました。小説の最後、”合格した瞬間、電話して席を確保”というのは、鉄緑会のことですよね。お嬢様が中学受験した友人から教わりました。指定校に合格すると難しい入塾テストを受けずとも入塾できるそうです。席確保はかなり争奪戦だとか…。”合格した瞬間”というのもリアルに思えます。受験が終わってもまだまだ厳しい競争自分との闘いは続くように思えます。
最後の教育ジャーナリストおおたとしまさ氏の解説もすっと読めます。
「受験という機会がもたらす、親としてのある種の悟り。」
中学受験いろいろな見方がありますが、合格不合格という目に見える結果がどうであれ、親子ともにそこからその後の人生にプラスになるなにかを、成長を、手に入れられればいいのかな。
ちーたが6年生になったときのパンダ母がその心境でいられるかどうかわかりませんが…心に残しておきたいなぁと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。