売るか貸すか?子どもの誕生で住み替えを決断【40㎡マンション売却体験記①】

はじめに
独身時代、パンダ母は清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、東京都内に40㎡のマンションを購入しました。
当時の私にとって、マンションは人生で一番大きな買い物です。住宅ローンを組むことにも勇気がいりましたが、「自分の家を持ちたい」という思いから購入を決意しました。
その後、結婚し、子どもが生まれ、家族が増えたことで暮らしは大きく変わります。
子どもが生まれたことをきっかけに、マンションへの住み替えを決断しましたが、そのとき私たちの前にあったのが、「今のマンションを売るか、それとも賃貸に出すか」という選択でした。
購入から約3年、駅から徒歩5分圏内の築浅マンションだったため、「売れないことはないだろう」という安心感はありました。一方で、賃貸に出して資産として持ち続けるという選択肢にも魅力を感じ、なかなか結論を出せずにいました。
このシリーズでは、十数年前に経験したマンション売却を振り返りながら、今だから分かることや、当時知っておきたかったことも交えてお伝えしていきます。
第1回となる今回は、最初に直面した「売るか、それとも貸すか」という悩みと、そのとき私がどのように考え、決断したのかをお話しします。
子どもの誕生をきっかけに住み替えを決意
40㎡のマンションは、夫婦二人で暮らすには十分な広さでした。
しかし、子どもが生まれると生活は一変します。
ベビーベッドやおもちゃ、そして成長とともに増えていくであろう荷物。
「このままでは少し狭いかもしれない」
そう感じるようになり、保育園の入園前、3月末までに引っ越しを終えられるよう、70㎡以上のマンションを購入することを決めました。
新居の購入が決まったことで、次に考えなければならなかったのが、今住んでいるマンションをどうするかということでした。
マンションを「売却」か「賃貸」か、悩んだ理由
築浅・駅近という条件だったため、「賃貸に出しても需要はあるのでは」と考えました。
家賃収入が入れば、資産として持ち続けられるという選択肢にも魅力を感じていました。「今は貸して、いつかまた住む可能性もあるのでは」と考えたことも、一度や二度ではありません。
一方で、実際に検討を始めると、不安要素が次々と浮かんできたのも事実です。
賃貸に出す場合に気になったこと
- 毎年かかる固定資産税
- 管理費や修繕積立金
- 住宅ローンの返済
- 設備が故障したときの修理費用
- 入居者が退去した場合の対応
- 空室期間が発生した場合の負担
- 管理会社へ委託する場合の管理費
「10年間貸したら、最終的にいくら手元に残るのだろう」
そんな計算を、何度も繰り返しました。
数字だけを見れば、賃貸という選択肢にも十分な魅力があります。しかし、私には大家業の経験がありませんでした。子育てが始まったばかりの時期に、設備トラブルや入居者対応まで担えるのだろうかという不安の方が、次第に大きくなっていったのです。
売却と賃貸、それぞれのメリット・デメリット
当時感じていたことを、今の視点で整理すると以下のようになります。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 売却 | まとまった資金が一度に手に入る/管理の手間がかからない/ローン残債を清算できる | 将来の値上がり益を得られない/売却タイミングによっては希望額に届かないこともある |
| 賃貸 | 家賃収入を得られる/資産として保有し続けられる | 空室・滞納リスクがある/修繕費や管理の手間がかかる/確定申告など税務対応が必要になる |
※上記は当時の状況をもとにした一般的な整理であり、実際の損得は物件の立地・築年数・借入条件などによって異なります。
まずは売却活動を始めてみようという結論
最終的に私が出した結論は、「まずは売却活動を始めてみる」ということでした。
査定を受ければ、市場価格が分かります。
その価格を見てから最終的な判断をしても遅くはない、と考えたのです。
今振り返ると、この判断には良かった点もあれば、「あのとき知っていれば……」と思う点もあります。
もちろん、その後不動産価格は大きく上昇しました。だからといって、「あのとき売らなければよかった」とは思っていません。その時点で持っていた情報の中で、家族にとって最善だと思える決断をしたからです。
まとめ 売る・貸すに正解はない
マンションを「売る」か「貸す」か。
どちらにもメリットとデメリットがあります。
大切なのは、「どちらが正解か」ではなく、自分たちのライフスタイルや将来設計に合っているかどうかだと、私は感じています。
わが家は売却を選びましたが、その決断の先には、不動産会社選びや査定、売却活動、契約、確定申告など、初めて経験することばかりが待っていました。
次回は、売却をお願いする不動産会社をどのように選び、査定を依頼したのか、実体験をもとにお話しします。
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【はじめての不動産売却、40㎡マンションで学んだこと|一覧リンク】
家を売ることを決意したものの、「何も知らなかった」状態からスタートしたマンション売却体験記です。これからマンション売却をされる方にとって、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
- 第1回 売るか貸すか?子どもの誕生で住み替えを決断
- 第2回 査定は2社だけ!購入価格より数百万円高かった体験談
- 第3回 住みながらのマンション売却|3か月で12件の内覧があった体験談
- 第4回 初めてのマンション売買契約|契約書を十数年後に読み返して分かったこと
- 第5回 あとから知った両手仲介|営業活動報告書から見えた仲介の仕組み
- 第6回 3,000万円特別控除と確定申告|譲渡益と児童手当の実体験
- 第7回 マンション価格は倍になっていたかも?それでも売却を後悔しない理由
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