初めてのマンション売買契約|契約書を十数年後に読み返して分かったこと【40㎡マンション売却体験記④】

節約と投資とお金不動産

はじめに

前回は、マンションの売却活動と内覧の様子についてお話ししました。

夏頃から売却活動を始め、約3か月で12件の内覧をしていただき、年末には無事に売買契約を結ぶことができました。

初めて経験する不動産売買契約。

当時は不動産会社から一つひとつ説明を受けながら契約を進めましたが、十数年後の今、契約書を読み返してみると、当時とは違った見え方をすることにパンダ母は気付きました。

今回は、契約当日の様子と、契約書から学んだことをお話しします。

年末、不動産会社で売買契約

契約は年末、不動産会社の店舗で行いました。

売却活動を始めた頃は、「本当に売れるのだろうか」と半信半疑でしたが、この日を迎えたことで、「いよいよマンションを手放すんだ」という実感が湧いてきました。

契約では、不動産会社から契約内容や重要事項について丁寧な説明を受け、一つひとつ確認しながら進めました。

専門用語も多く、初めて聞く言葉ばかりでしたが、その都度説明を受けながら納得して署名・押印したことを覚えています。

手付金を受け取る

契約が成立すると、買主様から手付金を受け取りました。

今まで見たことのないような大きなお金が動き、「本当に契約が成立したんだ」と実感した瞬間でした。

もちろんうれしい気持ちもありましたが、それ以上に、独身時代に思い切って購入したマンションと本当にお別れするんだという寂しさも感じました。

「ずっと独身かもな~」と思ってこのマンションを購入しましたがその後結婚することになり、

「出産するならもうアラフォーだし不妊治療が必要かな~」と思っていたら無事に子どもも授かり、

私にとって非常に縁起の良かった住まいだっただけに、単なる「不動産の売却」ではなく、一つの人生の区切りでもありました。

契約書には初めて見る言葉がたくさん

契約書には、当時の私には聞き慣れない言葉がたくさん並んでいました。

例えば、

  • 買換え特約
  • 住宅ローン特約
  • 現状有姿
  • 瑕疵担保責任
  • 物件状況等報告書
  • 主要設備一覧表

などです。

説明を受けて理解したつもりでしたが、初めて経験する不動産売買です。当時は、「そういう決まりなんだ」と受け止めながら契約を進めていたように思います。

特約条項にあった住み替えの取り決め

私たちの契約では、特約条項の中に住み替えに関する取り決めがありました。

年末に売買契約を結び、引渡しは翌年3月。その間に、新居の売買契約が私たちの責任ではない理由で解除になってしまった場合には、旧居の売買契約も解除できるという内容です。

当時は「住み替えだから、こういう特約があるんだな」という程度の理解でした。

しかし今読み返してみると、「もし新居を失ったら住む場所がなくなってしまう」というリスクを考え、売主の住み替えが安心して進められるように用意された特約だったのです。

一方、買主様には住宅ローン特約が付いていました。

契約書にはそれぞれの事情に応じた条件がきちんと盛り込まれていたことが分かります。当時は当たり前のように感じていましたが、不動産会社が双方にとって安心して契約できるよう配慮してくれていたのだと、今になって理解できました。

「現状有姿」と「物件状況等報告書」

契約書には、「現状有姿」という言葉も書かれていました。

現状有姿とは、簡単に言えば「現在の状態で引き渡す」という考え方です。ただし、何も説明しなくてよいわけではありません。

私たちは物件状況等報告書を作成し、雨漏りや水漏れ、修繕履歴など、把握している内容を買主様へお伝えしました。さらに、エアコンや給湯器などの状態を記載する主要設備一覧表も作成しています。

当時は「こういう書類も必要なんだ」という程度の認識でした。しかし今読み返すと、これらの書類は売主と買主がお互いに安心して取引を行うための、とても大切な役割を果たしていることが分かります。

当時は「瑕疵担保責任」、今は「契約不適合責任」

契約書には、「瑕疵担保責任」という言葉も記載されていました。

私の契約では、主要設備について引渡し後7日以内の申し出や、建物について3か月間の責任期間などが定められていました。

なお、現在は民法改正により「契約不適合責任」という制度に変わっています。制度の名称は変わりましたが、売主と買主の間でトラブルを防ぐための大切な取り決めであることに変わりはありません。

決済は3月、住み替えスケジュールに合わせて進行

売買契約は年末に行いましたが、決済は翌年3月でした。これは、子どもの保育園入園のタイミングに合わせて新居へ引っ越す必要があったためです。

そのため、売却契約は先に成立させたうえで、実際の引き渡し時期については一定期間待っていただく形となりました。買主様にもご理解いただき、住み替えのスケジュールに合わせて調整していただけたことに、今でも感謝しています。

十数年後に契約書を読み返して思うこと

契約当日は、不動産会社から一つひとつ丁寧に説明を受け、内容を理解したうえで契約しました。

それでも、不動産売買が初めてだった私には、専門用語の意味や契約条項の重要性までは十分に実感できていなかったように思います。

当時は説明を受けて理解したつもりになっていた契約内容も、十数年後に改めて読み返してみると、新たな発見がたくさんありました。経験を重ねた今だからこそ、「こういう意味だったのか」と理解できたことも少なくありません。

契約書だけではなく、重要事項説明書、物件状況等報告書なども読み返してみると、「この条項にはこんな意味があったのか」「担当者はこういうことを説明してくれていたんだ」と、新しい発見がたくさんありました。

同じ書類でも、経験を積んだ今だからこそ見えてくることがあります。不動産売買の書類は契約が終わったからといって処分せず、大切に保管しておくことをおすすめします。

まとめ

初めてのマンション売買契約は、分からないことも多く緊張の連続でした。

それでも、不動産会社の担当者は親身に相談に乗ってくださり、安心して契約を進めることができました。

一方で、十数年後に契約書を読み返して初めて気付いたこともたくさんあります。

次回は、その中でも特に印象に残っている「両手仲介」についてお話しします。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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家を売ることを決意したものの、「何も知らなかった」状態からスタートしたマンション売却体験記です。これからマンション売却をされる方にとって、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

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