マンション価格は倍になっていたかも?それでも売却を後悔しない理由【40㎡マンション売却体験記⑦・最終回】

はじめに
このシリーズでは、40㎡のマンションを売却した体験を、十数年後の視点から振り返ってきました。
子どもの誕生をきっかけに住み替えを決断し、査定、不動産会社選び、売却活動、契約、確定申告まで、一つひとつの出来事を当時の書類とともに振り返ることができました。
そして今回が最終回です。
ブログを書くために国土交通省の不動産価格情報を調べてみると、当時売却したマンションと同じような条件の物件は、売却当時よりもかなり高い価格で取引されていました。
「もし売らずに持っていたら、もっと高く売れたのかもしれない。」
そんなことを考えたのも事実ですが、それでもパンダ母はあのとき売却してよかったと思っています。
国土交通省の価格情報を見て驚いた
ブログを書くための資料を探していたとき、国土交通省 不動産情報ライブラリで、売却したマンション周辺の取引価格を調べてみました。
このサイトでは、実際に取引された不動産の価格を、地域や時期、物件の種類などの条件を指定して検索できます。国土交通省が公開している公的な情報なので、不動産売買を考えている方にも参考になるサイトです。
私も「中古マンション等」を選択し、売却したマンション周辺の取引事例を確認してみました。
すると、私が売却した当時よりも大幅に価格が上昇していることが分かりました。
もちろん、同じマンションでも階数や向き、専有面積、リフォームの有無など条件は異なります。そのため単純な比較はできません。
それでも、
「今だったら、もっと高く売れていたかもしれない。」
と思う気持ちもありますが、不動産価格はその時代の景気や金利、需要と供給など、さまざまな要因で大きく変わります。
結果だけを見れば「もう少し持っていれば良かった」と思う人もいるかもしれません。
でも、あのときの私たちには、あの選択が正解でした
当時の私たちは、投資としてマンションを持っていたわけではありません。家族が安心して暮らすための住まいとして購入しました。
子どもが生まれ、40㎡では少し手狭になってきたことから、70㎡以上のマンションへ住み替えることを決めました。
保育園へ入園する前の3月までに引っ越したい。それに向かって動いていた私たちにとって、一番大切だったのは「家族が快適に暮らせる住まい」です。
もし価格が上がる未来を知っていたとしても、当時の私たちにとって「家族が快適に暮らせる住まい」を優先する気持ちに変わりはなかったと思います。
「もしも」を考え始めると答えはありません
「賃貸にしていたらどうだっただろう。」
設備が傷み始めると言われる築10年前後まで賃貸に出し、そのタイミングで売却する、という選択肢もあったのかもしれません。十数年経った今だからこそ、そんな考え方もできるようになりました。
とはいえ、第1回でお話ししたとおり、当時の私には大家業の経験は当然ございませんし、子育てが始まったばかりの時期に設備トラブルや入居者対応まで担う自信はまったくありませんでした。
そんな理由もあり、この案が当時の私たちにとって現実的な選択肢だったかというと、それはまた別の話かもしれません。
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「あと5年持っていたらどうだっただろう。」
「価格が倍になることを知っていたらどうしただろう。」
十数年経った今だからこそ、そんな「もしも」を考えることがあります。
でも、不動産に限らず、そのときの未来は誰にも分かりません。だからこそ、その時点で持っている情報の中で、家族にとって最善だと思える選択をするしかないのだと思います。
十数年後だから見えてきたこと
このシリーズを書くにあたり、十数年前の契約書や営業活動レポート、確定申告書などを改めて読み返しました。
そこには、
- 売却を迷っていた頃の気持ち
- 査定額に驚いたこと
- 内覧の記録
- 売買契約の内容
- 営業活動の様子
- 確定申告の資料
など、当時の出来事がそのまま残っていました。
人の記憶は少しずつ薄れていきます。実際、私は「内覧は5件くらいだった」と思っていましたが、営業活動レポートを確認すると実際は12件でした。
書類が残っていたからこそ、記憶だけでは気付けなかった事実を知ることができました。
書類は、未来の自分のための記録でした
このシリーズを書き終えて、一番強く感じたことがあります。
契約書や営業活動レポート、確定申告書、通知書。当時は「必要だから保管している」だけでした。
しかし十数年後、その一枚一枚が、当時の出来事を思い出させてくれる記録になりました。そして、その記録があったからこそ、この体験をブログとして残すことができました。書いててとても楽しかったです。
おわりに
40㎡のマンションを売却してから十数年。
価格だけを見れば、「もっと高く売れたかもしれない」と思うこともあります。
それでも、子どもの成長を考え、家族で話し合い、納得して住み替えを決断したことに後悔はありません。あのときの選択があったからこそ、今の暮らしがあります。
そして、書類を大切に保管していたからこそ、十数年後の今、当時の出来事を振り返り、このシリーズを書くことができました。
もしこの記事を読んでいる方が、これからマンションを売却されるのであれば、契約書や営業活動レポート、確定申告書などは、ぜひ大切に保管してください。十年後、二十年後の自分が読み返したときに、きっと役立つはずですよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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【はじめての不動産売却、40㎡マンションで学んだこと|一覧リンク】
家を売ることを決意したものの、「何も知らなかった」状態からスタートしたマンション売却体験記です。これからマンション売却をされる方にとって、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
- 第1回 売るか貸すか?子どもの誕生で住み替えを決断
- 第2回 査定は2社だけ!購入価格より数百万円高かった体験談
- 第3回 住みながらのマンション売却|3か月で12件の内覧があった体験談
- 第4回 初めてのマンション売買契約|契約書を十数年後に読み返して分かったこと
- 第5回 あとから知った両手仲介|営業活動報告書から見えた仲介の仕組み
- 第6回 3,000万円特別控除と確定申告|譲渡益と児童手当の実体験
- 第7回 マンション価格は倍になっていたかも?それでも売却を後悔しない理由
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