【公文国語】聞かれたことに正しく答える力|「ごんぎつね」で学んだ登場人物の気持ちの読み取り方

2026年7月19日くもん,本・問題集7歳,一年生

公文国語の宿題を横で見ていると、答えは合っているようで、実は聞かれたことに正確に答えられていない場面に気づくことがあります。今回は、そんな「解答のマナー」に関する気づきと、全国統一小学生テストで見えてきた「登場人物の気持ちを読み取る力」の課題について、実際のエピソードをまじえて振り返ります。

「どこへ行きますか?」に「公園へ向かいます」と答えた話

いつものように隣で子どもが公文の宿題をしていたときのことです。「どこへいきますか?」という問いに対して、「こうえんへむかいます」と書いていることがありました。

気になって声を掛けはしたものの、意味は通じていますし、間違っているとまでは言えないような気もして、その場ではそれ以上の指摘はせずに宿題を終わらせました。

とはいえ、また同じような場面が来るかもしれません。そこで、公文の先生にどう対応すればよいのか聞いてみることにしました。

国語学習には「解答のマナー」があった

こんな些細なことを聞いていいのだろうかと思いながらも先生に質問してみると、次のような説明がありました。

  • 国語学習には解答のマナーのようなものがあり、聞かれたことに対して的確に解答することが大切な力になる
  • 「いきますか。」と聞かれているため、「いきます。」と答える必要がある
  • 気づかせたい場合は、まず問題文をもう一度本人に読ませてみる。気づかないようなら親が読んでみる。それでもピンとこないときは、「どこに いきますか。」「こうえんに いきます。」だよ、と伝えてよい
  • ミスを指摘されてやる気が落ちてしまいそうなときは、そのまま提出しても構わない
  • 一度で100点にすることが必ずしも良い学習ではなく、繰り返し学べる力や、間違いに気づき直せる力を身につけていくことのほうが大切

とても具体的に教えていただいたので、次に同じような場面が来たときも対応できそうだと感じました。「聞かれていることを意識して答える」という学習は、算数の文章題にも通じるところがあるように思います。国語の力は、思っている以上にいろいろな学習の土台になっているのだと実感しました。

全国統一小学生テストで気づいた、登場人物の気持ちの理解不足

先日受けた全国統一小学生テストは、返却前から結果が芳しくないだろうと感じていました。子どもと話してみると、国語の長文読解で見当違いな答えをしていることがわかりました。

登場人物の気持ちがわからないのなら、まずは気持ちを言葉に出す練習をしてみようと思い、絵本を一緒に読みながら「○○って、いまどんな気持ちなんだろうね」と聞いてみることにしました。

「ごんぎつね」を一緒に読んでみる

絵本は公文の教室からよく借りてきます。教材に出てくる推薦図書を教室の本棚で見つけると、借りてくるのが習慣になっていました。ちょうどそのとき借りてきていたのが「ごんぎつね」でした。せっかくの機会なので、一緒に読みながら登場人物の気持ちを聞いてみることにしました。

二人で並んで読み進めながら、その場面でのごんや兵十の気持ち、なぜそうなってしまったのか、この人は誰なのかなど、いろいろと聞いてみました。

気持ちを言葉にする練習で見えてきたこと

物語の前半、兵十は病気のお母さんのためにうなぎを捕まえますが、ごんがいたずらをしてうなぎを取ってしまいます。その後お母さんは亡くなり、兵十はお母さんにうなぎを食べさせることができませんでした。ごんは「あんないたずらをしなければよかった」と思います。

「ごんは『あんないたずらしなきゃよかった』って言ってたけど、どうしてそう思ったのかな?」

「うーん、わかんない」

日常生活の中で「うれしい」「かなしい」といった気持ちの理解はできていると思っていたので、わからないと言われるとは想定していませんでした。そこで、次のように説明してみました。

兵十は、病気のお母さんにうなぎを食べさせてあげられなかったことを、きっと悲しく思ったはずです。ごんも、兵十のその気持ちを想像して、自分がいたずらをしなければ良かったと感じたのではないか――そんなふうに伝えてみました。

物語の後半では、ごんが良かれと思って、いわし売りが目を離しているすきにイワシを盗み、兵十の家に投げ込みます。ところが翌日、兵十の頬には傷があり、いわし売りに盗んだと疑われてひどい目にあっていました。ごんは「これはしまった」と思います。

「ごんは『これはしまった』って言ってたけど、どうしてそう思ったのかな?」

「うーん、ごんが投げたイワシで兵十がケガしちゃったから?」

本文にはそこまで書かれていない解釈でしたが、続けて「なんでいわし売りは兵十をひどい目にあわせたんだろう?」と聞いてみると、今度は答えに詰まってしまいました。

質問を重ねるうちに子どもは戸惑っていましたが、私にとっては発見の多い時間でした。改めて読み直した「ごんぎつね」は、想像以上によくできた教材だと感じます。公文のCⅠ教材の推薦図書紹介にも登場するこの物語は、「兵十はどうするのでしょうか。ごんの気持ちは届くのでしょうか」という問いかけに、思わず切なくなります。

登場人物の気持ちを理解する練習は、これからも続けていきたいと思っています。

まとめ

出来事気づき
解答マナーへの気づき「聞かれたことに的確に答える」という国語学習の基本を先生から学んだ
テストでの課題発見長文読解で登場人物の気持ちを読み違えていることが判明
「ごんぎつね」での実践気持ちを言葉にする練習を通して、理解の途上にある部分が見えてきた

今振り返って思うこと

「どこへ行きますか?」への答え方も、「ごんぎつね」の登場人物の気持ちも、どちらも根っこには「聞かれていることを正確に受け止める力」があるのだと感じています。

正しい答えを教え込むことよりも、繰り返し考え、間違いに気づき直せる力を育てていくこと。国語学習を通して、そんな視点の大切さを教えてもらった出来事でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回使用した絵本

小学校の教科書にも掲載されていました。こちらからご覧いただけます。

【公文(くもん・KUMON)|一覧リンク】

実際に取り組んだ記録を順番にご紹介していきます。

▶【体験談】年長から始めた公文国語・英語まとめ|先取り学習から休会まで全記録

◆ ストーリー本編

  1. 年長から公文(くもん)を始めました|算数ではなく国語を選んだ理由
  2. 【公文国語】B教材で語彙と漢字が伸びた体験|小さな気づきが学ぶ楽しさにつながった
  3. 【公文国語】宿題と面談で感じたこと|家庭学習を続けるために工夫したこと
  4. 【公文国語】C教材で初めてつまずいた話(前編)|教材を戻すまでの経緯
  5. 【公文国語】BⅡ教材に戻ってCⅡ教材修了までの記録(後編)|音読で変わった理解力
  6. 【公文国語】聞かれたことに正しく答える力|「ごんぎつね」で学んだ登場人物の気持ちの読み取り方
  7. 【公文国語】DⅠ教材の推薦図書で出会った2冊|「少年探偵ブラウン」と「いのちのおはなし」
  8. 【公文国語】先取り学習の先に選んだ「休会」という決断|国語をお休みするまでの記録
  9. 【公文英語】小2から始めてF教材修了・キーホルダーいただくまで|通塾を見据えた休会の判断

◆ 番外編

◆ 用語解説