「翼の翼」読みました
11月の全国統一小学生テストの結果が返ってきました。予想通りの結果にて衝撃はさほどありませんでしたが、回を重ねるごとにこころの飛ばし方が上手になってくるパンダ母でございます(苦笑)
くま父もパンダ母もちーたも図書館でよく本をかりますが、突然にくま父が『「翼の翼」かりてきたよ。これ中学受験の小説なんだけど話題の本なんだって~』と小説をかりてきました。
パンダ母もどこかで聞いたことあるそのタイトル!ということでさっそっく手に取って読み始めると、あっという間に読んでしまいました。引き込まれます。とにかく、引き込まれました。
翼くんは小学校2年生で塾のテストを受けますが、”ものすごくできる子”で試験対策などせずに初めて受けた塾のテストも手ごたえあり、そしてとても素晴らしい成績を残します。
主人公はものすごくできる子翼くんの”母親”です。主人公の心理描写、かなりダークな面ありありで読む進めると苦しさを伴いますが、なにせ翼くんはちーたとは正反対なので、なぜかその母親である主人公と距離をあけられたので読み進めることができたような気もします。
物語は翼くんが8歳(2年生)、10歳(4年生)、12歳(6年生)と中学受験のスタートからゴールまでが語られていき、その過程で、ずっしりと重く暗く息苦しいものが…。
テストではまったくびっくり残念状態のちーたですが、ちーたの”よさ”ももちろんあります。こどもたちはみんな”きらりと光るナニカを持っているはず”と思っていますが、”点数のようなみえるもの”ばかりに気をとられパンダ母の迷走も十分に予想できてしまいます。
パンダ母、そこにひきづられることなく、穏やかに穏やかにイライラ直球をちーたに投げないように(くま父はきっと受け止めてくれるでしょう)それでもどうにかなりそうなとき、この本の主人公がパンダ母の頭をよぎることで止めてくれるような??そんな気が致しまして、ちーた1年生のこの時期に読んでよかったと、心から思うパンダ母でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。